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空海が行く

俳句 猫 庭 のこと

やんぬるかな6 

やんぬるかな〈6〉  工藤泰子
前回は良寛の詩に触れた。
我が家から車で十五分のところに良寛が約20年間修行した円通寺がある。玉島港を見下ろすこの寺の境内には托鉢姿の青年良寛像が立っている。
江戸時代、玉島は、玉のような島の点在するこの地を埋め立て、築港し大いに繁栄した。海路では北前船や千石船が寄航し、内陸部とは、高瀬通しと呼ばれる水路を開き、備中松山から高梁川を高瀬舟が行き交った。現在はJR(新幹線も)が新倉敷を通り、すっかり寂れてしまったが、映画「ALWAYS・3丁目の夕日」の舞台となった港橋水門を始め、レトロな町並が観光地として脚光を浴びている。
倉敷の銘菓に「高瀬舟」羊羹や「てまり」饅頭がある。
繁栄の歴史や知恵を踏まえて味わうと格別だろう。
「てまり」は越後五合庵での子供達との遊びに、貞心尼(年齢差40)との老いらくの恋にも重要な役割を果たす。
「てまり」とは、無限に続く仏法を説いているのだ。
これぞこの仏の道にあそびつつ
つくや尽きせぬ御法なるらむ 貞心尼
つきてみよ一二三四五六七八九の十 
     十とをさめてまた始まるを 良寛  
 円通寺には「てまりの歌碑」がある。
   霞立つながき春日に子供らと
      てまりつきつつこの日暮しつ 良寛
その円通寺に、漂白の俳人、山頭火の句碑もある。
岩のよろしきも良寛様の思い出   山頭火
山頭火も良寛の生き様に大いに共感したのだろう?岩のよろしき!!その他にも山頭火の句をあげてみよう。
あるけばかっこういそげばかっこう 山頭火
飲みたい水が音たててゐた  〃
分け入つても分け入つても青い山   〃
青い山とは「是処青山可埋骨」「人間到る処青山あり」か!
青葉、青葉潮、青嵐、青岬、季語ではないが、青二才!
七月の青嶺まぢかく溶鉱炉  山口誓子
滝落ちて群青世界とどろけり 水原秋櫻子
そら豆はまことに青き味したり  細見綾子
青蛙おのれもペンキ塗りたてか 芥川龍之介
青は夏の季語ばかりとは言えない。朱夏もある。
春は青春、夏は朱夏、秋は白帝、冬は黒帝
四神相応、陰陽五行説もちらほら・・・山頭火の句
「ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない」
             已んぬるかな!
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Posted on 2012/07/02 Mon. 16:35 [edit]

category: やんぬるかな

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