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空海が行く

俳句 猫 庭 のこと

やんぬるかな1 

   
やんぬるかな 〈 1 〉      工藤泰子
「はひふへほー!」これはいったい何?子供に人気の漫画に出てくるのだが、何故「なにぬねの」ではないのかな。
やなせたかしさんの漫画「それ行けアンパンマン」は30年以上も続く長寿番組で、正義の味方アンパンマンはジャムおじさん、メロンパンナちゃん達と協力して、頭脳派のバイキンマンをやっつける話である。そのバイキンマンが登場する時の雄叫びが「はひふへほー!」で、退散する時は「バイバイキン!」である。彼は黴菌を撒き散らす「ハエ」だからハ行なのだ。ちょい悪だが、憎めないキャラなので意外と子供達に人気がある。これまでにアンパンマン・ワールドには、世界中の食べ物など2000種以上の楽しいキャラクターが登場した。
さて日本語の47種の音節を5字10行にまとめたものが、50音である。「あいうえお」の母音に、子音を重ねるとカ行、サ行、タ行・・となり、ヤ行のイ・エとワ行のウは重複するので47文字になる。それらの47文字のひらがなを一回ずつ使って作った歌が「いろは歌」だ。作者は空海とも柿本人麻呂とも言われているが、定かではない。
色は匂へど 散りぬるを 我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず
意味は「花は咲いても散ってしまう。そんな世の中にずっと同じ姿で存在し続けるものなんてありえない。「人生」という険しい山道をまた一つ越えて、儚い夢は見たくないものだ、酔いもせずに」七・五の調子で実に内容の濃い無常観の漂う唄ではないか。
 また「いろはカルタ」の「犬も歩けば棒にあたる!」これらも七・五調だ。「イロハニホヘト ― チリヌルオ―」と棒のように読んでいたのでは、日本語の美しさには目覚められない。連句や俳句が五七調なのは、美しいからだ。
 さて昨今では「バビブベボ」「パピプペポ」などの濁音や撥音・破裂音はもちろんのこと、外来語も俳句には使われる。
今をときめくアイドルグループの名前はAKB48。無機質な名前にしたかったからだとプロデューサーの秋元康さんは言っているが、社長の名前が芝(しば=4・8)だからとか、おニャン子クラブが47人だったから1つ加えて48にしたとか諸説ある。赤穂浪士、AKBどちらもイロハの47?己んぬる哉。これからも日本語と俳句の間をうろつくつもりだ。 
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Posted on 2012/07/02 Mon. 08:10 [edit]

category: やんぬるかな

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