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空海が行く

俳句 猫 庭 のこと

島村正句集「飛翔」を読む  「宇宙」83号 

句集「飛翔」ありがとうございました。
大鷲の視座に不朽の雪の富士
表紙の“大鷲の視座”を私も欲しいと思いつつページをめくりました。
「永劫」「富士」「伊勢」も読ませていただいていますが、大鷲となって富士を見るという壮大さは格別の境地ですね。
ここで、「伊勢」の句と並べて鑑賞したいと思います。
伊勢 徒ならぬ一歩一歩よ日脚伸ぶ  
飛翔 しんがりの渡り納めに日脚伸ぶ 
お参りの一歩はしっかりと地についたものですね。「日脚伸ぶ」の季語が、伊勢神宮の天照大御神にも言及しているようで、上手さを感じました。
宇治橋の架け替えによる、渡り納めの句は「しんがり」と季語が効きました。いよいよ通行止めになった次の句「宇治橋は風のみのみち風光る」では、季語の「風光る」で神秘的な神の存在を言い得たのではないでしょうか。
伊勢 永劫の唯今の今秋高し
飛翔 安寧も無為の一日も秋高し
  「秋高し」では、空を見上げる距離感を思います。「遥か!」なものに、唯今も今も、いつもいつも、真剣な眼差しがあります。
前置きが長くなりましたが、大好きな一句は、 「浅間神社の一句」 です。
姫宮を飛ぶ彦の蝶姫の蝶
 富士山を読ませたら・・ピカ一の先生にとって、浅間神社の御祭神、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)はどのような存在でしょう。神話では、桜の花が咲き匂うような美しい姫君で、高天原から降臨した、天照大神の孫の、ニニギノ尊のお妃です。天孫が寿命の長さを保証する姉の石長比売でなく木花咲耶姫を選んだことで、寿命ある存在になりました。命は花のように儚い・・。その花を蝶々が訪れています。まるで、舞楽のように彦の蝶と姫の蝶が飛んでいます。これを私は「やわらかい飛翔」と思いました。大鷲の厳しい視座には雪富士を!そして、姫宮の蝶々には優しい眼差しと飛翔で!
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Posted on 2014/06/22 Sun. 09:03 [edit]

category: 句集の感想・鑑賞

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