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空海が行く

俳句 猫 庭 のこと

猫にスキャット27 

猫娘
 2010・ねこ娘年              
 「道木第7組合」秋のバス旅行は、「鳥取花回廊」「皆生温泉の蟹料理」「境港」という盛りだくさんな企画だった。早起きは三文の得の《我等村人》は、花回廊に一番乗りを果たし、園内を一周する1キロの屋根付き回廊やフラワードームで花を満喫した。その後は昼酒と解禁直後の松葉蟹をたっぷり頂き、温泉でほっこりし、お目当ての境港へ移動した。
NHKの朝の連続テレビドラマ“げげげの女房”で注目の漫画家水木しげるの出身地の境港は妖怪のテーマパークのようで、今年は300万人が訪れたそうだ。
テレビでブームになる前から、水木しげるロード計画は始まっていた。平成5年には23体の妖怪のブロンズ像と「鬼太郎列車」が運行され、12年には「妖怪神社」や「水木しげる記念館」がオープンして86体になった。たまたまその頃、行ったことがあるが、今では800mのロードには139体の像があり、黒御影石の上に鎮座している。
 今回発見したのだが、JR境港駅の駅名はなんと鬼太郎駅であった。次の駅はキジムナー駅で、終点の米子駅はねずみ男駅なのだ。境線の16駅すべてに妖怪の名が付いて、“ねこ娘”“めだま親父”などの妖怪列車が走るという徹底ぶりに、目をむいた。
なんと陸だけでなく「鬼太郎フェリー」もある。なんでも“妖怪トンネル”があり、妖怪広場にある渦巻きの穴の石は隠岐にと続いているらしい。そこには「河童の泉」もあり、妖怪傘や妖怪テーブルで寛げるスペースになっていて、街灯は目玉おやじの”目玉”が睨みを効かせている。そこは妖怪パワーの漂うオアシスなのだそうだが、とても寛げるスポットではなかった。
鬼太郎がテレビアニメになったのは43年である。“からんころん”の下駄の音に始まる墓場のオープニングシーンは強烈な印象だ。
♪おばけにゃ学校も試験もなんにもない♪
鬼太郎は幽霊族の生き残り350歳で、半妖怪のねずみ男やねこ娘と共に、ゲゲゲの森に住んでいる。ぬりかべ、一反木綿、こなき爺、砂かけ婆たちの助けを借りて妖怪ポストに寄せられた不可思議事件の解決にあたる。
 さて “げげげ”の由来は、本名“シゲル”が言い難く“げげ”となり“げげげ”になったそうだが“化化化”ではなかろうか。
水木しげるの原点は好奇心旺盛な少年時代の出会いにあった。出入りの老婆“のんのんばあ”(のんのんさんとは神様や仏様のことで、信心深い老婆の意)から《河童、海坊主、一つ目小僧、川赤子、野寺坊、白うねり》などのお話を聞いて育ったと言う。彼は「目に見えないもう一つの世界があることや、世の中は妖怪変化や怪奇現象に満ち溢れている」ことに気付いたのだ。彼はニューギニア戦線で片手を失ったが、生き延びることができたのは不思議な世界があることを知っていたから・・・と後年述懐している。
ちなみに鬼太郎の父の屍から目玉だけが流れ出し生き残ったのが、“目玉おやじ”で、ものの内部まで見ることのできる目と耳電話を持っている。日の目”が当たったのか、妖怪パワーのご利益か「文化功労賞」は目出度い!
ところで猫の妖怪には「ねこ娘」と「猫又」がいる。「猫又」は尾が二股になるまで歳を経た大きな化け猫だ。わが家の猫”空海も化け猫にならないように尾が二股にならないように見守る必要がありそうだ。
鬼太郎駅には《2010年=虎の衣を借るねこ娘》の垂幕がある。今年は“ねこ娘年”だそうで、”虎縞の衣で化けたねこ娘と“猫を被った私”は記念撮影と洒落込んだ・・。
 帰りのバスでは実写映画の「ゲゲゲの鬼太郎・千年呪い歌」のビデオが映された。ウエンツ瑛士(鬼太郎)、田中麗奈(ねこ娘)、大泉洋(ねずみ男)、室井滋(砂かけ婆)、間寛平(こなき爺)、緒形拳(ぬらりひょん)等、超豪華な顔ぶれは、「和製ハリー・ポッター」のようだが、全く恐くないのだ。呪い歌は「♪籠目カゴメ・・」実は奥が深いが、よほど妖怪界に詳しくないと難しい。とうとう苦情が出て、「綾小路きみまろ」のビデオに変えられた。しかしながら「あれから40年・・」のパターンにもいかがなものか・。  
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Posted on 2017/07/24 Mon. 08:11 [edit]

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24

やんぬるかな67 

やんぬるかな67     
一枚も山田荒らさずほととぎす 茨木和生
前回は時鳥の句を紹介した。先月の兼題の鑑賞をさせてもらったが、次の句について書いた。
陶芸の峡の煙突ほととぎす  石津淡紅
最近、陶芸を始めたので、陶芸の峡とほととぎすの取り合わせに惹かれたのだ。「陶芸の里、峡は、たいがい山の中にある。その土地の土がその陶土となるからだ。燻された煙突と深い緑の森の大自然を、ほととぎすがほしいままにしている。」と書いた。作者は後で判ったのだが、やはりこの峡は岡山の南東部の備前だろう。
日本の都道府県のシンボルに「県花」・「県鳥」が 郷土を代表するものとして選定されている。新潟なら、「チューリップ」と「鴇(とき)」、兵庫は、「ノジギク」と「鸛(こうのとり)」などが有名だ。岡山は「桃の花」と「雉」である。以前は「時鳥」だったのだが、94年から「きじ」に変更された。理由はホトトギスの托卵性の習性からくるイメージや、親近感が薄いことなどの意見があったとのこと。桃太郎伝説の国には「桃の花」と「お供の雉」は確かにぴったりだ。
托卵とは=ブラッド・パラサイト。郭公や時鳥など、自分で抱卵や育雛を行わず、他の種(宿主)の巣に卵を産みつけて、育ててもらうことをいう。托卵された卵は他の雛より早く孵化し、他の卵を巣の外に押し出す。産まれつきそのプログラムが組み込んであるとは・・驚きだ。タイムリミットは、他の雛が孵る三日以内。一羽になった雛は、仮親の庇護を独占して大きく育つ。ビデオで見たが、俄かに信じがたかった。
さて、正岡子規の雅号は「子規」つまりホトトギスの異称である。結核を病み喀血した自分自身を、血を吐くまで鳴くと言われるホトトギスに喩えたものだ。
喀血をした22歳(明治22年)の時、「子規」を名乗り、31歳で、高濱虚子に句誌「ホトトギス」の編集を命じている。自然をありのままに客観的に詠み出す「写生」の説を立て俳句の新時代を築いた。
明易や花鳥諷詠南無阿弥陀  高濱虚子
誰が為に花鳥諷詠時鳥    京極杞陽
 
さて世界短小詩の俳句の中心は季語!そして、言いたいことは欲張らずに、一つに絞る!
芭蕉の「笈(おい)の小文(こぶみ)」に
「西行の和歌における、宗祇の連歌における、雪舟の絵における、利休の茶における、其貫通する物は一(いつ)なり」とある。
水墨画も、白い空間があってこそ、墨絵の部分が引き締まる。性能の良いカメラが普及して、誰でも撮れそうな“写真”だが、構図や切り取る感性で、違いが出る。目に映ったものを絞り込み、引き算をする。瞬間を切り取るのも俳句と同じだ。
「描かざる美、いわざる美」それが日本の美意識!「いいおほせて何かある・芭蕉」と言うわけだ。

 もう一つ、大事なことが、「切れ!」。表に出さず、感動をせきとめて切る。言葉にあらわれているのは氷山の一角・・十七文字の不自由な型を逆手に取って切れを使えば、想像の余地が増える。不自由に思える型に慣れれば、楽しく遊べるようになる。人間はホモ・サピエンス(知恵の人)であり、ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)なのだから。
 いよいよ桃の季節の到来だ。岡山の白桃ぐらい美味いものはない。その昔、是非にと頼まれて、竹籠に入った白桃を、岡山駅で、買い求め、東京の親戚へのお土産にしたことがある(車内販売?)。東京弁では果物のことを水菓子と言っていたが、桃はまさしく「水菓子」だった。
 そこで今回は桃の句を選んでみた。
 中年や遠くみのれる夜の桃    西東三鬼
桃の種桃に隠れむまあだだよ   中原道夫

(この後、結社「銀化」立ち上げる)
缶詰の桃冷ゆるまで待てぬとは  池田澄子(摂津幸彦への追悼句)
 洗はれし白桃水を拒みをり   朝妻力  今年度の岡山県俳人協会俳句大会のゲスト選者)
「桃」は異世界と、この世を結ぶ不思議な果実である。
中国の崑崙山(こんろんさん)にすむという仙女、西王母(さいおうぼ)が育てる桃の霊力にあやかっている。この仙女の桃(三千年に一度開花し、三千年に一度しか実をつけない)を食べると、不老不死になるそうだ。最近、奈良県桜井市の纏向遺跡で、2千個にも及ぶ桃の種が大量に発見され、卑弥呼の墓!と騒がれ「邪馬台国大和畿内説」が元気づいた。明らかではないが、桃は祭祀に使用していたのだ・・と!桃には霊力がある。桃の節句、桃酒、桃太郎の鬼退治・・。
西東三鬼の「桃」は現代の桃源郷?

「遥照」では、すっかりお馴染みの四国の若手俳人涼野海音さんの快挙の知らせが届いた。「俳句」七月号で佐藤文香・中山奈々・黒岩徳将・堀下翔さん等と、若手29名の競詠にも選ばれている。
祝「第5回俳句四季新人賞」
 「天へ発つ」涼野海音  (30句より)
屋上に一人のバレンタインデー
踏青のみな太宰より若きかな
滝水のひかりが胸に移りたる
日輪のかすかに暗し青芒
起し絵の幼帝に日の差しにけり
箱庭の真ん中に置く一樹かな
読初の銀河鉄道天へ発つ

「前所属結社の「火星」「草蔵」では、客観写生を叩きこまれてきたが、これは私の俳句の方向性だと確信している。季語の現場に出て、しっかりと物を見て、自らの実感を重視し具象的に詠む。これが私の目指してきた俳句である。海音」
  新人賞奨励賞からも一部・・
「交信」 鈴木加成太
嘘なべて恋とかかはる日永かな
扇風機つけてポラリスとの交信
鳴らすたびギターが思ひ出すキャンプ

新鮮な俳句がいろいろ出てきたが、FB(フェイスブック)で交流のある金子敦さんを紹介しよう。
※1959年生まれ「砂糖壷」にて第11回俳壇賞受賞・・俳句会のスイーツ王子としても有名だ。
さざなみの形に残る桃の皮   金子敦
無花果の中に微細な星あまた    〃 
夏休みマーブルチョコの赤青黄   〃  

少年のような感性、やわらかく、やさしいタッチの俳句が魅力的だ。“猫大好き俳人”として始まったお付き合いだが、猫のようなスタンスに癒されている。
第5句集「音譜」から
ボンカレーの看板錆びて花カンナ  金子敦    
噴水はまこと大きな感嘆符      〃

つぎつぎ音楽の様に、生みだされる噴水と俳句が・・・・ああ感嘆符!
             やんぬるかな!

Posted on 2017/07/23 Sun. 07:50 [edit]

category: やんぬるかな

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23

美星町は星の町・・七夕飾り 

19959312_650992571766984_3912620621924126253_n美星野〉七夕夜市
七夕夜市・・美星町ですね。

Posted on 2017/07/15 Sat. 16:49 [edit]

category: 日常

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15

猪名川俳句大会の感想 

いながわ桜まつり(平成29年)
 第4回俳句大会  選評  工藤泰子
たまたまですが、子供の日に選を終えました。子どもの俳句は、自由でのびのび・・発想の豊かさが魅力です。
今回の俳句は、季語などの約束を知らない子供達なので、すこし厳しい選になってしました。桜・春・うぐいすなど季語が重なったものは、一応外しました。もったいない句がたくさんありましたよ。一部ですが選んだ句の評をしました。
まんかいになったさくらはうかぶ雲
 この句はさくらが満開になって雲のようだと発見しました。まるで宇宙船のようにうかぶ雲に乗りたくなりますね。
花びらがふるさといっぱいひらひらり
ひらひらり、やさしい気持ちになれる句です。音と質感も表現できました。
さくらみちとおるわたしはさくらいろ
「わたしはさくらいろ」素敵なわたしになりました。
桜ちり桜の上を歩きたい 
素直な気持ちです。桜の中を歩きたい!より強烈ですね。
花びらがハートみたいでかわいいな
子供らしい表現です。花びらに注目したところを評価!
あおぞらにさくらふぶきがおどってる
おどってるがいいですね。
春が来て町がそまれば十四の
「十四の」の後に続く言葉を吞み込んでいます。中学生のこころの動きを感じさせます。本人は「そまれば」を意識していないかもしれませんが、効果的に詠めました。
春風が運んでゆくは僕の声 
僕の声が聞きたいですね。ナイーブな少年の心を感じます。
花びらは光を浴びて散りにけり
ひとつひとつの花びらに光を当てていい句になりました。

今回は小学生から高校生まで楽しく見せていただきました。次回は五・七・五にする段階から、季語のことなどに、少しアドバイスをしてあげると、上手く行くと思います。高校生は俳句甲子園もあり、テレビでも放映しますので、興味を持ってもらえるといいですね!岡山俳人協会総会に「俳句甲子園」のOBや、高校生がゲスト参加してくれたのですが、感性もよくすてきな俳句でした。

一般の部
    
特選
猪名川のさくら川風あまやかに
これを特選に頂きました。猪名川という地名を盛り込んで上手いですね。いつもの川なのに、さくらが咲けば川の風まであまやかになったという・・あまやか!けっして派手でない形容が良いですね。
入選
スケボーの子が指させる朝桜
スケボーは足だけで立つので、手は自由に動かせる!その指差している先の桜が輝いている光景が見えるようです。

波のごと万朶の桜俯瞰する
 桜を高いところから見下ろすと波のよう!万朶の桜が波打つのが見えます。

桜咲く青春の門ひらくなり
 桜咲く!合格の桜が咲き、青春の門が開く!目出度い句になりました。桜と青春の門出を「ひらくなり」と言い切ったのが、手柄です。

ちりぎはのまた桜かな桜かな
 散り際の美学も読み込まれた句。リフレインで、余韻が残ります。

花吹雪ゆめもうつつも包みけり
 ゆめもうつつも・・平仮名にすることも効果をあげました。漠然とした
時間、空間すべてを包括しているようで魅力です。

Posted on 2017/07/15 Sat. 09:12 [edit]

category: 俳句

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15

平成29年いながわ桜まつり  第4回俳句大会 

いながわ桜まつり実行委員会主催の「第4回俳句大会」  
      選者工藤泰子・北村柳虹
  後援:猪名川町・猪名川町商工会・猪名川観光協会
一般の部
  工藤泰子特選 
猪名川のさくら川風あまやかに   西分慶雄       
 入選
スケボーの子が指させる朝桜    涼野海音
波のごと万朶の桜俯瞰する     三宅二三子
桜咲く青春の門ひらくなり      竹中留美子
ちりぎはのまた桜かな桜かな    葛西正機
花吹雪ゆめもうつつも包みけり   織田亮太朗
 北村柳虹特選
桜咲く青春の門ひらくなり      竹中留美子      
   入選
スケボーの子が指させる朝桜    涼野海音
ちりぎはのまた桜かな桜かな     葛西正機
ほつこりと地蔵も笑みて夕桜     織田美代子
ひとひらのさくら手に受け笑み返す 上田純子
提灯が照らす桜や夢心地      杉村明日香
  工藤泰子選
 小学校の部
まんかいになったさくらはうかぶ雲  中村春葵
花びらがふるさといっぱいひらひらり  東山晃典
さくらみてわたしのきもちさくらいろ   大嶋一花
 中学生の部
春が来て町がそまれば十四の     徳留優樹
春風が運んでゆくは僕の声       加藤遥人
さくら咲く始まりの時笑顔咲く      仁部太貴
 高校生の部
花びらはひかりを浴びて散りにけり  奥村翼
  北側柳虹選 
 小学校の部
花びらがふるさといっぱいひらひらり   東山晃典
さくらみちとおるわたしはさくらいろ    岡本悠雅
さくらの木おはなをさかせドレスきる   藤田実優
 中学生の部
さくら咲き新たな一歩歩みだす      薄田瑞希
桜咲き笑顔あふれる猪名川町      平家若奈
 高校生の部
舞う桜出会いの季節連れて来る     大重芳愛
 

Posted on 2017/07/11 Tue. 08:47 [edit]

category: 俳句

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遥照7月号2017 

               201406040928000.jpg
白に酔ひむらさきに醒め菖蒲園       佐藤宗生
植ゑつぎの植田に老の影二つ        花房柊林
花は葉に過去と未来の入り乱れ       甲斐梶朗
学校のチャイムのとどく葱坊主        石津淡紅
一つの訃こころに畳み青葉雨         中西八千代
菖蒲園数上回る傘の色            山崎靖子
桐の花こぼれて色香失はず         竹地恵美
黒揚羽庭のこぼれ日欲しいまま       牧明子
溝川に光散らして田水引く          古川澄子
井田に添ふ曲水の涼しさよ          森脇八重
雲海の解け稜線の御来光          原房枝
母の日や無欲といふを学びたり       柚木寿代
小流れの水面を塞ぐ花太藺         森靖子
母のよに胡瓜を刻む音が好き        久戸瀬孝子
明け初めて植田に映る残り月        大野雅子
栴檀の花ひろがりに空模様         大室瀧子
群なして大小の水脈残り鴨         山下和子
枝に籠かけて小梅をもぎにけり       石井弘子
巣立ち鳥一番二番誇らしく         藤沢絹子
溜池に声を落として牛蛙          徳永保美
尺取に一身上の都合あり         土屋鋭喜
見つめゐる吾の影の先苔の花       山下卓郎
仏壇の母へぽつぽつ豆ご飯        浅野陽
グーの手に宝物なる蜥蜴の子       南みどり
父の日や父の句集の父の声        工藤泰子

Posted on 2017/07/05 Wed. 20:14 [edit]

category: 遙照

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