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空海が行く

俳句 猫 庭 のこと

やんぬるかな35 

やんぬるかな35 工藤泰子

晩秋のはるかな音へ象の耳  有馬朗人
前回は文化勲章受章の俳人、有馬朗人句集「耳順」の句を紹介した。論語の施政「六十而耳順」とは?
子曰く、吾、十有五にして学に志す=「志学」
三十にして立つ=「而立」
四十にして惑わず=「不惑」
五十にして天命を知る=「知命」
六十にして耳順(したが)う=「耳順」
七十にして心の欲する所に従えども(従心所欲)、矩(のり)を踰(こ)えず=「従心」

 
最近では「健康長寿!」が叫ばれている。まずは「心」の健康を心掛けたい。
さて揚句の「象の耳」と「はるかな音」の取り合わせがすごい!東大総長、科学技術庁長官、文部大臣と輝かしい業績の物理学者(原子核物理学)の作者ならでは・・。
小惑星探査機の「はやぶさ」の奇跡の帰還から、宇宙が身近に感じられるようになった。はるかな音?を感じたい。その「はやぶさ2号」の打ち上げが、十一月三十日に予定されている。
話は変わるが、ディズニーの「空飛ぶゾウ・ダンボ」のアニメを思い出した。サーカスで役立たずの小象のダンボは大きな耳がコンプレックスだった。偶然その耳を翼にして、空が飛べることがわかり、一躍、人気者になると言うお話だ。ここでは、「耳」本来の役目「音」を聴かないといけない。
他にも “お釈迦さまの生母、マーヤ夫人の夢に現れてお釈迦さまの誕生を予言した「白象」”も視野に入れたい。
ところで、二百万部越えのベストセラーになった水野敬也著「夢をかなえるゾウ」がある。これは、新しいタイプの自己啓発書で、本離れの若者にも支持されている。同じ作者で、「夢をかなえるゾウ2(ガネーシャと貧乏神)」、「ウケる技術」、「四つ話のクローバー」、「雨の日も晴男」、「それでも僕は夢を見る」、「スパルタ婚活塾」などなど、インパクトのあるウケそうなタイトルの本が並ぶ。長沼直樹との共著は特に、ブレイクした。
三十三万部の「人生はワンチャンス!」 (犬版)
七十一万部の「人生はニャンとかなる!」(猫版)
「犬」版=「仕事」も「遊び」も楽しくなる65の方法=
「猫」版=明日に幸福をまねく68の方法=
どちらも個性的?な犬と猫の写真に成功者の名言とヒントが付けられている。お洒落で、役立ち、ウケる文章と意表を突いた写真のコラボで癒されているうちに、心が軽くなる!という仕組みだ。
たとえば、【肩の力を抜こう】では、だらりとした猫の写真・アインシュタインの言葉!という具合に。
 今回は、耳の“ニャン話”を紹介する。
【たくさんの「耳」を持とう】
《写真は食パンの真ん中から顔を出した猫・・耳はパンの耳が4つと猫の耳・・・6つの耳》
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樋口廣太郎 アサヒビール元社長1926~2012
 樋口廣太郎が社長に就任した当時、アサヒビールの市場シエア率は3位で、「夕日ビール」と揶揄されていました。樋口はその原因を探るため、ライバルであるキリンビールとサッポロビールの会長を直接訪ね、「どこが悪いかを教えてほしい」と頭を下げてアドバイスを求めました。また苦情こそが最も大切な情報であるとして、酒屋を訪ねては不満や要望を聞いて回ったのです。こうした彼の「人の意見を徹底的に聞く」行動により、アサヒは「スーパードライ」などのヒット商品を生みだし、みるみる業績を伸ばしました。
 樋口は「ビールに関しては素人だった」と認めていたからこそ改革ができたと言います。自分の考えにとらわれず、人の意見に耳を傾けられる人に成功は訪れます。
 《偉人たちの名言》
ゼノン 古代ギリシャの哲学者BC490~430頃
自然は人間に一枚の舌と二つの耳を与えた。だから人は話すことの二倍だけ聞かねばならない。
ビル・ゲイツ マイクロソフト社創業者1955~
あなたの顧客の中で、一番不満を持っている客こそ、あなたにとって一番の学習源なのだ。
ソロモン 古代イスラエルの王BC1011~931
賢者は聞き、愚者は語る。

 耳の話から随分と脱線してしまった。本の見開きにチャールズ・モンロー・シュルツの言葉!
「もし道に迷ったら、一番いいのは猫についていくことだ。猫は道に迷わない。」がある。猫好きな人は疑問を持たないと思うが・・・疑問の余地はある。
 最後の68番の方法は
【人生のお楽しみはこれからだ】
(マクドナルドの創始者の成功談) 
名言はゼネカ(古代ローマの哲学者)
「いかに生きるかを学ぶには全生涯を要す」

 哲学者の言葉をかみしめるのも好いが、俳句の中にもヒントを見つけることができる。    
  木下野生句集「素ふたたび」より
 がやがやと歩いてゐたり枯野原  木下野生
 沖を見てゐるマフラーの女かな    〃
敗荷に隙間だらけの雨が降る   西村和子
マフラーを撥ねて強気を通しけり   〃


  さあ行間と隙間を愉しんで、寒風を突き進もう!
               やんぬるかな!    


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Posted on 2014/11/27 Thu. 18:42 [edit]

category: やんぬるかな

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27

第49回岡山県文化選奨入選 

11月21日の山陽新聞の全県版に入選者の顔写真が載りました。
    私も俳句部門で入賞しました。
   俳句10句、タイトルは「魔方陣」です。

Posted on 2014/11/22 Sat. 08:08 [edit]

category: 俳句

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22

プライベートビーチ 

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瀬戸内海の寄島!三つ山が見えますね!
おにぎりの形の3つの島は神功皇后伝説の島です。
海岸を少し行くと遊泳禁止のビーチがあります。その中ごろに
「よしつね」というステキなレストランがあります。ケーキセットがお勧めです。
 プライベートビーチには「ヒトデ」が・・・

Posted on 2014/11/15 Sat. 11:25 [edit]

category: 日常

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15

遥照11月号 

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 法悦の天にはなやぐ冬もみじ       佐藤宗生
 今年米掬へば苦労手に軽し        山崎靖子
 名にし負ふ桃太郎てふ葡萄かな     花房柊林
 憂きことのあとの佳きこと秋夕焼け    中西八千代
 炉開きの釜に音ある静寂かな       甲斐梶朗
 黄落の一片そしてあまたかな       川崎照女
 秋季満つうぐひす張りの石畳        石津淡紅
 卒寿なる思い出あまた秋夜長       田中愛
 海山に従ふ村の秋灯下          牧明子
 紅散らし花水引のしづこころ       森脇八重
 創刊の女性誌秋を連れてくる      古川澄子
 不揃ひに秘めたる紅の曼珠沙華    森靖子
 抜きんでることは嫌いか曼珠沙華   原房枝
 堂々と少子の郷の稲雀         土屋鋭喜
 月蝕といふスクリーンの後の月     久戸瀬孝子
 天空に潮騒聴こゆいわし雲       徳永保美
 窯出しの盃へとくとく新走り       山下卓郎
 畦道の赤き曲線曼珠沙華       浅野陽
 栗拾ふ友の笑ひも弾けをり        中西富子
 新刊を店頭に積み獺祭忌       工藤泰子
 
  
    

Posted on 2014/11/05 Wed. 22:50 [edit]

category: 遙照

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