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空海が行く

俳句 猫 庭 のこと

柘榴 

 巾着のような、手塚漫画の”瓢箪つぎ”のような柘榴がわんさかぶら下がっています。
割れるとつやつやしたルビーのような実が現れます。
宝石のガーネットは”ざくろ石”と呼ばれます。
 実柘榴、石榴赤し、石榴裂け、石榴笑む、石榴哄笑 
裂けて爆発するに獲らなくちゃ・・お宝が詰まっていますよ!  
   
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Posted on 2012/09/30 Sun. 11:15 [edit]

category: ガーデン

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30

やんぬるかな9 

  やんぬるかな〈9〉  工藤泰子

彼一語我一語秋深みかも      虚子
闇の深さ、懐の深さ・・一語一語が意味深長である。
さて秋は深まった。今回は「風」―風評!風説!などではなく、俳句を取巻く風や季語となる風について
調べてみた。
芭蕉とその門流の俳風を蕉風と呼び、根本精神は「さび」でその境地をさらに高められ、
対象をさらりと表現しようとする詩情を「軽み」と呼ぶ。
しかし重い!軽い!と軽率には言えないのが、俳句なのだ。
俳句は省略とは言え、一足飛びに省略しすぎた。とりあえず
国語便覧の重要古典文学理念のコトバを列挙する。
〈まこと〉〈ますらをぶり〉〈あはれ〉〈をかし〉〈幽玄〉〈艶〉〈有心〉〈長(たけ)高し〉〈さび〉
〈しをり〉〈細み〉〈軽み〉〈不易流行の説〉〈虚実皮膜の論〉〈粋〉〈通〉〈穿ち(うがち)〈いき〉
〈不易流行の説〉は蕉風俳諧の理念の一つで、新奇さがなく時代を超えた落ち着きをもつものを不易!
その時代の好みに従った斬新さを流行とする説もあるが、常に新しさを求めて変化してゆく流行性に俳諧の
不易の本質があると考える。矛盾するようなこの二つは「風雅の誠」によって統一されている.
誠は難しいが、「風・雅」にも「風」は不可欠・・。
 天の気、地の霊、人の声を運ぶ「風」だが、秋風はなぜか寂しい。木々を揺らし、葉を落とし、
実を落すこともある。
京都の嵯峨に芭蕉の門人・向井去来の別荘であった「落柿舎」がある。その名のいわれは、
「通りがかりの商人が、木ごと柿を買い、代金も置いていったが、夜中の大風で柿が落ち
、翌朝来た商人は、青ざめた?」ことから来ている。代金は返したという話だが、四十本もの
柿の木だったそうだ。
  柿主やこずえはちかきあらし山   去来
この辺りは「源氏物語」の野宮神社、「平家物語」の祇王寺、「徒然草」の化野念仏寺など歴史、
文学の舞台である。
立春から数えて二百十日は台風襲来の時期となる。各地で“とうせんぼう”などの豊作を祈り風を鎮める
風祭がある。最近の台風は野分というより、根こそぎという感じだ。
 さて風景、風采、風情、風貌、風光、風教、風靡、風評、風聞、風習、風俗、風刺、諷喩、風流、風狂・・
家風、国風、威風、今風など「ふうーっ?」と風がものを動かすと人を感化する。
“風邪をひく”・やはり風の影響?
さて風狂の人山頭火は以前紹介したが、同じような境涯の
「信濃国乞食首領一茶」の句を並べてみよう。
  けふもいちにち風をあるいてきた 種田山頭火
秋の風乞食ハ我を見くらぶる  小林一茶

次に風と鳥の関係を見よう。風見鶏は風向きに合わせるが、「にはとり、鶴、みそさざい」は
どの様に対処したか?作者にオーバーラップして詠むと味わい深い!

にはとりのたたら踏みけり初嵐 飴山実
吹きおこる秋風鶴をあゆましむ 石田波郷
山風を踏みこたへたりみそさざい 一茶

「秋風」は、金風、素風、色なき風、鳩吹く風、鯉魚風、商風、荻葉風、蓼風、悲風、鷹風などと呼ばれる。
中でも金風、色なき風などは中国の五行思想から来ており複雑だ。
万物は木、火、土、金、水の五種類の元素からなり、そこから四季に対応する五行の色と四季をあわせた。
それが青春、朱夏、白秋、玄武である。
以前奈良県明日香村のキトラ古墳の壁画(玄武=黒い亀)が公開されたとき、長蛇の列に従って見たことがある。
そのとき、売店に売っていた「四神獣」のシールを求め、書斎の壁に貼っている。北に「玄武」、東に「青龍」南に「朱雀」、西に「白虎」のパワーを頂いている。
大相撲の吊屋根に四つの房(しぶさ)が下がっているが、四神獣が土俵(五行の土)を守っていることも
風水の思想だ。
こんな秋の夜長には、日本一の天文台のあるこの地で、星の運行を見て「風雅の誠」に思いを巡らすのはいかが?

石山の石より白し秋の風  芭蕉
色なき風聚め千年待つとせむ  中原道夫
秋風や眼中のもの皆俳句  高浜虚子
  そう!風が吹けば、俳句ができる?  やんぬるかな!

Posted on 2012/09/24 Mon. 18:11 [edit]

category: やんぬるかな

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24

玉島界隈 

 閉鎖せるみなとの湯屋の夕化粧  泰子 
   夕化粧は、オシロイバナのことです。
みなと水門が壊されると聞いて、ALWAYS 3丁目のロケ地、玉島 を訪ねました。
秋の風、「色なき風」が 吹いているような、寂しいたたずまいです。
「思ひ出」の看板はもとパチンコ屋さんのようです。”思ひ”は旧かな使いです!

すぐ近くにみなと水門、みなと銭湯がありますが、どちらも閉鎖しています。


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Posted on 2012/09/18 Tue. 14:01 [edit]

category: 俳句

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18

遙照9月号の俳句 

  
  神話への国に流れて天の川    佐藤宗生
  月見草誰にも秘密ひとふたつ   牧明子
  子の声に振れて安堵の門火かな  太田蘆青
  田水見て朝涼の道帰りきぬ    花房柊林
  蟻地獄地球に地獄増やすまじ   中西八千代
  端居してさらりと夢を語りけり   森脇八重
  花擬宝珠かな書きの筆洗ひをり  石津淡紅
  土竜罠かけ盆支度はかどらず   山崎靖子
  蒼天の高さは知らず梅雨の蝶    古川澄子
  しがらみを払うがごとく大夕立   藤沢絹子
  青葉木菟啼かねば寂し啼けばなお  田中愛
  蜷の道戻ることなど考えず     甲斐梶郎
  虚空より紡ぎはじめる蜘蛛の糸   工藤泰子

Posted on 2012/09/05 Wed. 22:53 [edit]

category: 遙照

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05

太老神社 

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漫画「天地無用」の聖地!「太老神社」の参道。
岡山出身の奥田ひとしさんのSFラブコメディで、高校生柾木天地と魑魅魍魎を呼び出す
魎呼(りょうこ)が主役!読んでないからわからないけど、皇家の船・・とか神話風?
神社は無人です。一応漫画のキャラクターの絵が飾ってありますが、
地元の人はたぶん全く知らないでしょう。
ファンの寄付で賽銭箱がおかれたそうです。
祭神はあまのうずめのみことです。
これは以前”竹林の会”で探検?に行った時の写真。300段の階段ですぞ!

Posted on 2012/09/05 Wed. 21:47 [edit]

category: 竹林の会

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05

備中神楽・中世夢が原 

 十六夜の神がかりくる神楽かな  泰子            P1080793.jpg

美星町の中世夢が原の大神楽の天鈿女の命(あまのうずめのみこと)です。
天岩屋戸の前で踊って天照大神を慰め、天孫降臨にも関与。
猿田彦神を和らげ道案内をさせた・・・・とか!
今回は雨の予想があり、体育館で舞われたが、例年は野外で、星降る郷ならではの催し!

金光町上竹(火美猛)に漫画「天地無用」のモデル柾木神社のモデル「太老神社」があります。
その祭神は天鈿女命で、漫画では「魎呼」?漫画の聖地なんだとか。

古事記編纂1300年の今年・・神話ブームです。


Posted on 2012/09/05 Wed. 21:27 [edit]

category: 俳句

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