06 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 08

空海が行く

俳句 猫 庭 のこと

やんぬるかな7 

  やんぬるかな〈7〉  工藤泰子
 前回は山頭火の句「ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない」で終ったが、私は熟睡した。
山頭火というと「後ろ姿のしぐれていくか」の網代笠を思い出す。出家得度し「解くすべもない惑ひを背負うて、行乞流転の旅に出た」のは四十四才であった。
それには非業の死を遂げた母への鎮魂の思いがある。
分け入っても分け入っても青い山(九州、五ヶ瀬)
炎天をいただいて乞ひ歩く(放哉居士の作に和して)
 歩きつづける彼岸花咲きつづける
 この旅、果もなし旅のつくつくぼうし
 笠にとんぼをとまらせて歩く
 だまって今日の草鞋穿く
 生き残ったからだ掻いてゐる
 わかれきてつくつくぼうし
彼は二十九才の頃には「田螺(でんる)公(こう)」の俳号で有季定型の俳句を作っていたが、荻原井泉水に師事「山頭火」の俳号で、自由律俳句を作り始めた。防府(山口県)俳壇の中心的存在だった。三十四才の時、破産し以来、一家離散、離婚、神経衰弱、出家、「常乞食」となる。
 山頭火の実生活は乞食「コジキ」のようだが、乞食「コツジキ」であり禅的な生き方であった。
 彼の「行乞記」(昭5)に「歩かない日はさみしい、飲まない日はさみしい、作らない日はさみしい」とある。飲むは「酒」、作るは「俳句」。家業は酒屋だった。
また「芭蕉の言葉に、我が句は夏爐冬扇の如し、といふのがある。俳句は夏爐冬扇だ、夏爐冬扇であるが故に冬爐夏扇として役に立つのでは・・・」と書いている。執着を捨てろ!逡巡の日々だった。
捨てきれない荷物のおもさまへうしろ
けふもいちにち風をあるいてきた
晩年は松山の「一草庵」(御幸寺境内)に入庵し、自選句集「草木塔」を出版し、本人の願い通りにコロリ往生をとげた。五十八才だった。
 子規の没後、俳壇は虚子と碧梧桐とに二分された。碧梧桐の新傾向俳句は井泉水、一碧楼らによりさらに深まり、季題や定型を離れた自由律は、放哉と山頭火に受け継がれたが、俳壇を主導することはなかった。
皆川盤水の「俳句の上達法」に松瀬青々と細見綾子(初学の頃のこと)の問答があったので、引用する。
綾子「一口に言ってどんな句がいい句なのですか」
青々「季語がズバッとよく表れているのがよい句です
綾子・・「季語がとても窮屈で・・・」
青々「季語は俳句の約束だと思ってどんどんお作りなさい。そうでないなら、俳句なんかおやめなさい」
日盛りに蝶のふれ合う音すなり  青々
白木槿嬰児も空を見ることあり  綾子
月山に速力のある雲の峰   盤水
こがね虫なげうつ闇の深さかな 虚子
虚子は平凡な生活者にも俳句をと「客観写生」の方法を提唱したが、決して平凡なんかではない!
闇の深さが・・ますます深くなった。やんぬるかな!
スポンサーサイト

Posted on 2012/07/24 Tue. 07:50 [edit]

category: やんぬるかな

TB: 0    CM: 0

24

麒麟のようなリアトリス 

首ひとつふたつと咲きしリアトリス 
リアトリスが背比べをしています。
株分けをしたのも良かったのでしょうか、どんどん伸びてきて、白い小さな花が咲きだしました。和名は麒麟菊です。キリンの首の様ですよ。
201207120747000.jpg


Posted on 2012/07/24 Tue. 07:44 [edit]

category: 俳句

TB: 0    CM: 0

24

「遙照」7月号の俳句 

睡蓮に雲のはざまの白と赤  太田蘆青
 
風向きを読んで吹き出す蜘蛛の糸 佐藤宗生

聖五月空に分け入る観覧車  花房柊林

家ごとに井戸ある暮らし柿の花 久戸瀬孝子

二枚目に縁なき家系ひきがえる  土屋鋭喜        

青嵐翼あるもの風を読み  中西八千代

更衣昨日とちがふ風に合ふ  牧明子

夏霧に閉じこめられし鐘の音  田中愛

雑木山怒涛のごとし青嵐  古川澄子

日蝕の元に戻りて袋掛  原房枝

腕白の汗のころがる額かな 森脇八重子

草の笛錠のおりたる神輿庫  工藤泰子

Posted on 2012/07/21 Sat. 23:09 [edit]

category: 遙照

TB: 0    CM: 0

21

わいるどだぜー 


 名前はうみだけど・・海が好きなわけでは・・ありません
       201206251440002.jpg

Posted on 2012/07/20 Fri. 19:51 [edit]

category:

TB: 0    CM: 0

20

夏はうんざりだぜー 

毛皮が無理!201206251438000.jpg

Posted on 2012/07/20 Fri. 19:35 [edit]

category:

TB: 0    CM: 0

20

ビオガーデン・ムートムーベ 

竹林の会のメンバーは自然と人の心地よい空間「ムートムーベ」に行きました。
オーナーご夫妻は山を切り開き、ビオトープの考え方や方法を取り入れた楽園を造られました。
徹底的に手作りなので、ログハウスはもちろんのこと、ペインティングされた家具や置物も素敵です!
妖精のすみかのような小さな森で、小鳥、虫たち、花々とゆったりと美味しいランチをいただきました。
場所は岡山県美作市で、智頭急行、大原駅と武蔵駅の間です。
 大人気なので、予約がいります。DSC_0091.jpg

   
 

Posted on 2012/07/14 Sat. 07:16 [edit]

category: 竹林の会

TB: 0    CM: 1

14

阿藤伯海旧居の大賀蓮 

DSC_0029.jpg
鴨方六条院に大詩人阿藤伯海の旧居があります。
旧居は記念公園となり漢詩の会や茶会などが催されてます。
最初30株だった大賀蓮が池を蔽い尽くしていました。
早朝に来ればもっと綺麗と管理の方に言われましたが、
眩しそうな合歓の木、ムクゲの花と共に、楽しむことができました。

Posted on 2012/07/09 Mon. 12:35 [edit]

category: 日常

TB: 0    CM: 0

09

やんぬるかな6 

やんぬるかな〈6〉  工藤泰子
前回は良寛の詩に触れた。
我が家から車で十五分のところに良寛が約20年間修行した円通寺がある。玉島港を見下ろすこの寺の境内には托鉢姿の青年良寛像が立っている。
江戸時代、玉島は、玉のような島の点在するこの地を埋め立て、築港し大いに繁栄した。海路では北前船や千石船が寄航し、内陸部とは、高瀬通しと呼ばれる水路を開き、備中松山から高梁川を高瀬舟が行き交った。現在はJR(新幹線も)が新倉敷を通り、すっかり寂れてしまったが、映画「ALWAYS・3丁目の夕日」の舞台となった港橋水門を始め、レトロな町並が観光地として脚光を浴びている。
倉敷の銘菓に「高瀬舟」羊羹や「てまり」饅頭がある。
繁栄の歴史や知恵を踏まえて味わうと格別だろう。
「てまり」は越後五合庵での子供達との遊びに、貞心尼(年齢差40)との老いらくの恋にも重要な役割を果たす。
「てまり」とは、無限に続く仏法を説いているのだ。
これぞこの仏の道にあそびつつ
つくや尽きせぬ御法なるらむ 貞心尼
つきてみよ一二三四五六七八九の十 
     十とをさめてまた始まるを 良寛  
 円通寺には「てまりの歌碑」がある。
   霞立つながき春日に子供らと
      てまりつきつつこの日暮しつ 良寛
その円通寺に、漂白の俳人、山頭火の句碑もある。
岩のよろしきも良寛様の思い出   山頭火
山頭火も良寛の生き様に大いに共感したのだろう?岩のよろしき!!その他にも山頭火の句をあげてみよう。
あるけばかっこういそげばかっこう 山頭火
飲みたい水が音たててゐた  〃
分け入つても分け入つても青い山   〃
青い山とは「是処青山可埋骨」「人間到る処青山あり」か!
青葉、青葉潮、青嵐、青岬、季語ではないが、青二才!
七月の青嶺まぢかく溶鉱炉  山口誓子
滝落ちて群青世界とどろけり 水原秋櫻子
そら豆はまことに青き味したり  細見綾子
青蛙おのれもペンキ塗りたてか 芥川龍之介
青は夏の季語ばかりとは言えない。朱夏もある。
春は青春、夏は朱夏、秋は白帝、冬は黒帝
四神相応、陰陽五行説もちらほら・・・山頭火の句
「ふくろうはふくろうでわたしはわたしでねむれない」
             已んぬるかな!

Posted on 2012/07/02 Mon. 16:35 [edit]

category: やんぬるかな

TB: 0    CM: 0

02

やんぬるかな5 

やんぬるかな〈5〉工藤泰子
前回はホトトギスの鳴き声「とうきょうとっきょきょかきょく」の進化バージョン「・・きょくちょうきゅうきょとっきょきょか・きゃっか」と「東京特許許可局局長急遽特許許可却下」と敢えなき「却下」の鳴き声を紹介した。
今回は山と渓谷社の「わかる!図鑑③野山の鳥」から「『聞きなす』人間の言葉に置き換えた」鳥声を集めた。これらは
繁殖期のオスの求愛や縄張り宣言である。
目つむりいても吾を統ぶ五月の鷹   寺山修司
つばめつばめ泥が好きなる燕かな  細見綾子
ツバメ  チョチチュワチョチチョチ・・ピリリリリ  
「土食って虫食って渋い~」
センダイムシクイ うぐいすの仲間=枝に水平に止まる
 チイ、チヨ、チヨ、チイ 「焼酎一杯、グイー」
オオヨシキリ 葦原で騒がしく囀るので「行(ぎょう)行子(ぎょうし)」の俗名
三光(さんこう)鳥(ちょう) フィチイ、フィチイ、ホイホイホイ 「月・日・星(つき・ひ・ほし)ホイ・・」三つの光の鳥と呼ばれる
コジュケイ 留鳥(一年中日本にいる鳥)で雉の仲間 
ピッピッピッピュクワイ   「ちょっと来い」
他にはフクロウの「五郎助奉公」、コノハズクの「仏法僧」やウグイスの「法、法華経」と殊勝に鳴く鳥もいる。ぼさぼさ頭でピーヨと鳴くヒヨドリ は多彩な声を出し、モズ は百の声色「百舌(もず)」なので、鳴き真似はお手の物だ。
郭公や何処までゆかば人に逢はむ  臼田亜浪
ところで狩師が鳥を呼ぶ鳩笛、雉笛、水鶏(くいな)笛などは季語にもなっているがあまり馴染みがない。芝居に使う擬音笛の駒鳥笛、雲雀笛、梟笛などもあるのだが、最近は電子音合成装置・シンセサイザーなどで間に合うのだろう。
さて西洋音楽史上における最高の天才は、19世紀フランスのサン・サーンスと言われている。二歳半で読譜、三歳半で作曲!絶対音感の持ち主で神童と呼ばれた。彼の作品に組曲「動物の謝肉祭」がある。ピアノ、管楽器、弦楽器などの奏でる「おんどりめんどり」「森の奥のかっこう」「鳥かご」「白鳥」を聞いてみた。楽器のパートの鳥声は似ている音というより、生態や心情まで表現しているようだ。
鶯に夢さまされし朝げかな   良寛
花、無心にして蝶を招き   蝶、無心にして花を尋ね
花開く時、蝶来る       蝶来る時、花開く 
その心は!?老子が解く“無為自然”である。草庵で独居する良寛に鶯はなんと囀ったのだろうか。 やんぬるかな!

Posted on 2012/07/02 Mon. 16:34 [edit]

category: やんぬるかな

TB: 0    CM: 0

02

やんぬるかな4 

やんぬるかな〈4〉工藤泰子
前回は「オノマトペ」の最高傑作「しーん」で静かに終ったが、「し」より長く息をするとなると「あーん」ではないか。「ラーン」「リーン」「ルーン」ラ行は軽い感じがする。
アルファベットは「A」で始まり「Z」で終る。梵語では口を開いて発する音声「阿(a)で始まり、口を閉じる時の音声「吽(fum)」で終る。「陽と陰」「呼気と吸気」など対になる。〈AtoZ〉「阿吽」「あ~ん」これらは「万物の根源」「宇宙の最高原理」をも現している。
さて神社の狛犬や沖縄のシーサーは阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)が対になっている。寺院山門の仁王や金剛力士像の憤怒の形相は魔物の侵入を防ぐ意味もあるが、口元を注意してみると、やはり「阿吽」である。
東野圭吾さんの推理小説「麒麟の翼」読んで知ったのだが、東京の日本橋の欄干には阿吽の狛犬と麒麟像がある。日本の近代化の出発点に瑞獣(ずいじゅう)を置き、睨みを利かし国を守ろうとしたのだろうか。聖人が出る前に現われるとされる麒麟像なのに、現在は高速道路の谷間で、曇天を見上げているのだ。はてさて坂本龍馬の名付けた「麒麟麦酒」と日本橋の関係は?「維新」という言葉が流行っているが、カロリーオフ、アルコールオフも馴染んできた。
黒船の遠き歳月野水仙   大高霧海
さて今回は鳥声にからむ季重なりの句の背景を調べた。
目に青葉山ほととぎす初鰹  素堂
初鰹一両までは買う気なり  其角
関東の人々が初鰹を珍重していたのは徳川様の御代になってかららしい。黒潮に乗って回遊する鰹は、春の終りに江戸湾の沖にやってくる。銚子名物の八丁櫓の押送舟(早い!)で魚問屋に運ばれ、ぼてぶり(担ぎ売り)の魚屋(たとえば一心太助)が走って売り歩いたようだ。
初鰹と時鳥の共通点は、「てっぺんかけたか」と聞こえる高音と、初鰹の値段の高さをひっかけたもので、どちらも初音(初値)が高いということだそうだ。一両は8万円?
囀りを聞き分けてゐる鳥博士    大串章
最近では早口言葉も鳴き声も長くなった?
「東京特許許可局局長急遽特許許可却下・とうきょう・・」
正岡子規がほととぎすの異名の「子規」を名乗ったのは、喀血した自分と口の中が赤いほととぎすを重ねたからだ。まるで血を吐くように俳句を詠み続けた。               
やんぬるかな!

Posted on 2012/07/02 Mon. 16:33 [edit]

category: やんぬるかな

TB: 0    CM: 0

02

やんぬるかな3 

 
やんぬるかな〈3〉工藤泰子

(ア)毎年よ彼岸の入りに寒いのは 
(イ)約束の寒の土筆を煮て下さい
(ウ)街の雨鶯餅がもう出たか 

どこにでも転がっているような会話が、俳句になっている。(ア)は「母の詞自ら句となりて」の前書きがあり、作者は正岡子規である。(イ)は川端茅舎、(ウ)は富安風生で、「エーツ!普通ジャン!」と思ってしまうが、趣がちょっと違う。普通すら普通にできないのが普通である。

前回はドンドン・デンデン・ズンズン頑張る!と書いたが、今回はそのガンガン・ジャンジャンなどの擬音語、擬態語―オノマトペを探ってみる。
音の要素は声、雨音、風音など余りに多いので今回は省く。ゴロゴロは雷の音だが、球もごろごろ転がる。英語と日本語の音がたまたま似てる?しかし英語のゴロはグラウンドが語源らしい。
動作や感情の要素では胸はドキドキ、星はキラキラ・めろめろ・めそめそ・わなわな・イライラ・ムカムカなどがある。これらのオノマトペは日本語の音節(音のかたまり)が英語などと比べて、余りに少ないので発明されて来た。今、二音節反復型オノマトペは増殖の一途をたどっている。
最近よく耳にする「イラ付く」「ムカ付く」「ざっくり」などの言葉はオノマトペの変化したものだろう。たとえば「ざっくり」はその語基の変化したもので、「ざくざく・ざく・ざくっ」を経たものである。
言葉は生き物であるから、多機能携帯電話の時代にあれこれ言うこともないが・・「チクる」「ミス(失敗)る」「ギタ(ギター)る」などと「る」が付けばもう動詞扱いとなる。そうなるとリ・セット(やり直す)の「リ」も便利に使いたいものだ。
さてさて時代に取り残されないようにする打開策は、テレビの子供番組がお勧めだ。言葉遊びで頭を鍛え、「論語」や「英語」の遊び唄で耳を鍛える。老化防止の妙薬?幼児の様な好奇心でやわらか頭に!!
テレビCMで流れる不思議な歌を調べてみた。 “りゅう”は竜のことではなく“理由”なのかな?長崎の童唄だった。
でんでらりゅうば でてくるばってん
でんでられんけん でてこんけん
こんこられんけん こられられんけん
こんこん  出ん出らりゅうば・・来ん来られんけん  
来るは「行く」の意味
 さて有名人の俳句の「オノマトペ」
せりせりと薄氷杖のなすまヽに 山口誓子
水枕ガバリと寒い海がある   西東三鬼
ひらひらと月光降りぬ貝割菜  川端茅舎
新涼の水にこつんと鬼やんま  中 拓夫
へろへろとワンタンすするクリスマス
              秋元不死男

 せりせり・ガバリは緊張感を漂わせる。他の音では弛緩するのではないだろうか?
ひらひらは時間も空間も詠んだ。へろへろ・こつんは自分を介入させた句と思う。
 ところでオノマトペの最高傑作は、「しいん」である。無音の世界は静謐、深深、沈沈の「しー」を「ん」まで伸ばしたからでは?        「やんぬるかな」

Posted on 2012/07/02 Mon. 16:31 [edit]

category: やんぬるかな

TB: 0    CM: 0

02

やんぬるかな2 


やんぬるかな 〈 2 〉      工藤泰子
 やんぬるかな!己んぬる哉!だが「もう已めた!」ではなく、毎回ため息の出そうな事態からなんとか脱出し、立ち直り、新たに再生し、書き連ねたいと思っている。まだ二回目だが、ドンドン・デンデン・ズンズン元気に行きたい。
前回触れた「AKB48」にあやかり「GKB47」が出た。新しいアイドルグループかと思いきや、内閣府の自殺対策強化月間のキャッチフレーズが、「あなたもGKB47宣言!」なのだと言う。GKは自殺の兆しに対処すべき人・ゲートキーパーで、Bはべーシック・土台それに都道府県47を組み合わせて作ったと言う。GKBにはゴキブリの意味もあるらしく、とうとう却下されたが、良識も見識もないと言わざるを得ない。今、ウケナイギャグは「サムい」から「イタい」なったらしい。これは「痛し痒し?」「怖い」
ところで、第二弾の賢い日本語?に回文を選んだ。
上から読んでも下から読んでも同じ文を回文で「竹薮焼けた!」「新聞紙!」などは良く知られている。古典では     
「むら草にくさの名はもし備はらば
なそしも花の咲くに咲くらむ」 が綺麗!
さて初夢を見るとき枕の下に敷く「宝船」の回文は、聖徳太子の作と言われているが、長寿、なみのり(実り)舟(不音)などの掛け言葉もあり高度な技術を駆使した傑作である。帆掛け舟に七福神、米俵、宝貨を描きこの歌を添える。
「長き夜の遠の眠りの皆目覚め波乗り舟の音のよきかな」
最近の回文は恐ろしく進歩している。
石津ちひろ 「ぞうからかうぞ!」 
ながたみかこ“回文の達人”「まさかさ文全部サカサマ?」
まさに何様(著者名)“さかさ言葉回文のすべて”
「ママの意のまま」「寝てんなよ!なんてね」
言葉遊びを楽しむ会の回文1000より
「クッ、全部イカス回文絶句!」
おおよそ雅とは言えないが、頭の体操には持って来いなので、絶句していけない!舌を噛まないように!
いよいよ俳句の回文の登場である。ウエブサイトの「週刊俳句」の裏「ウラハイ」より  井口吾郎さんの句を!
虫置きし土間のその窓子規惜しむ
   ポポンタポポンタタンポポタンポポ
水仙花死んだら談志完成す
頭がさかさまになった!「已んぬるかな!」

Posted on 2012/07/02 Mon. 16:28 [edit]

category: やんぬるかな

TB: 0    CM: 0

02

やんぬるかな1 

   
やんぬるかな 〈 1 〉      工藤泰子
「はひふへほー!」これはいったい何?子供に人気の漫画に出てくるのだが、何故「なにぬねの」ではないのかな。
やなせたかしさんの漫画「それ行けアンパンマン」は30年以上も続く長寿番組で、正義の味方アンパンマンはジャムおじさん、メロンパンナちゃん達と協力して、頭脳派のバイキンマンをやっつける話である。そのバイキンマンが登場する時の雄叫びが「はひふへほー!」で、退散する時は「バイバイキン!」である。彼は黴菌を撒き散らす「ハエ」だからハ行なのだ。ちょい悪だが、憎めないキャラなので意外と子供達に人気がある。これまでにアンパンマン・ワールドには、世界中の食べ物など2000種以上の楽しいキャラクターが登場した。
さて日本語の47種の音節を5字10行にまとめたものが、50音である。「あいうえお」の母音に、子音を重ねるとカ行、サ行、タ行・・となり、ヤ行のイ・エとワ行のウは重複するので47文字になる。それらの47文字のひらがなを一回ずつ使って作った歌が「いろは歌」だ。作者は空海とも柿本人麻呂とも言われているが、定かではない。
色は匂へど 散りぬるを 我が世誰そ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて 浅き夢見じ 酔ひもせず
意味は「花は咲いても散ってしまう。そんな世の中にずっと同じ姿で存在し続けるものなんてありえない。「人生」という険しい山道をまた一つ越えて、儚い夢は見たくないものだ、酔いもせずに」七・五の調子で実に内容の濃い無常観の漂う唄ではないか。
 また「いろはカルタ」の「犬も歩けば棒にあたる!」これらも七・五調だ。「イロハニホヘト ― チリヌルオ―」と棒のように読んでいたのでは、日本語の美しさには目覚められない。連句や俳句が五七調なのは、美しいからだ。
 さて昨今では「バビブベボ」「パピプペポ」などの濁音や撥音・破裂音はもちろんのこと、外来語も俳句には使われる。
今をときめくアイドルグループの名前はAKB48。無機質な名前にしたかったからだとプロデューサーの秋元康さんは言っているが、社長の名前が芝(しば=4・8)だからとか、おニャン子クラブが47人だったから1つ加えて48にしたとか諸説ある。赤穂浪士、AKBどちらもイロハの47?己んぬる哉。これからも日本語と俳句の間をうろつくつもりだ。 

Posted on 2012/07/02 Mon. 08:10 [edit]

category: やんぬるかな

TB: 0    CM: 0

02