04 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 06

空海が行く

俳句 猫 庭 のこと

遥照5月号2017 

                   DSC_2507.jpg
尺取に計られてゐる吾が余命    佐藤宗生
花鋏鳴らして春を惜しみけり     花房柊林
笹舟に追ひかけられし花筏      甲斐梶朗
一山の山のオーラへ踏み入りぬ   石津淡紅
空耳にさくらさくらのわらべ歌     中西八千代
紙漉きの里や三椏花盛り       竹地恵美
空の重さ両手で受ける朴の花     牧明子
ロダンとも居眠る人か遅日なり     山崎靖子
ブランコに乗る子のなくて風が乗る  古川澄子
初音してまろぶ良寛手毬唄       森脇八重
花の雲心繋がる人といて        原房枝 
手放すもなほ留まりて流し雛      森靖子
あるときは憂ひも隠す春帽子      大野雅子
膨らみは思ひの強さチューリップ    久戸瀬孝子
名の山も名のなき山も花の雲      大室瀧子
威勢良く口八丁の若布刈り        山下和子
耕して振り返りまた振り返る       柚木寿代
天空の城へと弾む春の坂         石井弘子
土に棲むもういいかいと蕗の薹     徳永保美
龍が棲む池と聞こえし朧かな      長畦恭子
里の子の山の遊びやツツジ咲く     藤沢絹子
頬ずりをしたくなるよな桜かな      虫明有菜
ミモザ咲く陽のよく当たる喫茶店     土屋鋭喜
すかし見る古社の瓦に花の雨      山下卓郎
休耕田にシロツメクサが咲きました    浅野陽
菖蒲の芽葉組されたるごとく出づ    南みどり
養花天孔雀は羽根を広げざる      工藤泰子    
スポンサーサイト

Posted on 2017/05/05 Fri. 13:42 [edit]

category: 遙照

TB: 0    CM: 0

05

遥照4月号2017 

           DSC_2445.jpg
揚げ雲雀天の深さを計り鳴く     佐藤宗生
蒼穹の無限の画布を初つばめ    花房柊林
命名の墨痕著き春灯火         甲斐梶朗
思ひ出はみな美しく霞みけり      中西八千代
啓蟄や触覚として白き杖        山崎靖子
蕗の薹地雷など無き国に住み    石津淡紅
掛軸を掛け替えて聴く初音かな    牧明子
故里を発ちし列車や春の月       竹地恵美
首切りし大根整列する畑        古川澄子
動くとも見えぬ沖船鰆東風        森脇八重
童謡を流して待てる雛句会        森靖子
ものの芽に踏み出す勇気貰いけり   原房枝
パソコンの余寒予感と変換す      土屋鋭喜
最後まで意地通しけり春愁       柚木寿代
コンポスト重石ふんばる春嵐      石井弘子
凍てし夜や音軋ませて貨車の過ぐ   山下和子
同い年夫婦そろひて厄祓ひ       大野雅子
春耕の大地にしかと鍬の跡       大室瀧子
床の間の瓶がほめられ椿咲く     藤沢絹子
投函のポストを濡らす菜種梅雨    久戸瀬孝子
鰭酒や来し方時空短絡す        山下卓郎
猫の名は空と海てふ風光る       浅野陽
菜種梅雨ちよっと着てみる勝負服    南みどり
花菜漬け絞る媼の太き指        工藤泰子

Posted on 2017/04/08 Sat. 20:14 [edit]

category: 遙照

TB: 0    CM: 0

08

遥照3月号2017 

                     DSC_2098.jpg
初蝶の風に流して逆らはず        佐藤宗生
大宮の梅が枝に鳴る受験絵馬      花房柊林
探梅や花に一礼して帰る         甲斐梶朗
梅真白渡辺和子師別れの会       石津淡紅
草田男の句を諳んじて梅真白      中西八千代
春浅し昨日と違う塩加減          山崎靖子
春めくや野辺立ち上る煙の色       竹地恵美
かゐつぶり水尾の引っ張る夕焼かな  牧明子
はからずも立春大吉退院す        古川澄子
春浅き海光まとふ舫ひ舟         森脇八重
良寛の像に添ふ梅ふつくらと       森靖子
偲ばるる格調高き享保雛         原房枝
薄氷や割れる離れる浮く光る      土屋鋭喜
末黒野となりて烏城の夕茜       大野雅子
約束をするも思案の寒戻り       長畦恭子
綿菓子のやさしく溶くる春の雪     柚木寿代
古寺の藁を纏ひし寒牡丹         山下卓郎
寒牡丹ショーウィンドーの中にをり   浅野陽
雲間より洩れくる陽ざし寒牡丹      山下和子

島を縫ふマスト行き交ひ風光る     大室瀧子
綿吹いて役目終わりし鼓草       久戸瀬孝子
桃色の風よふけふけ春が来る     徳永保美
瀬戸内の凪のごとくに年迎ふ     南みどり
てんもんくんとてんもんちゃんへ風光る  工藤泰子
 

Posted on 2017/03/03 Fri. 10:00 [edit]

category: 遙照

TB: 0    CM: 0

03

遥照2月号(2017) 

                        DSC_2095.jpg

地に触るるまでの光陰春の雪    佐藤宗生
生かされて傘壽の春を賜ひけり   花房柊林
頂の雪を揺らして逆さ富士      甲斐梶朗
山茶花のハート散りくる長ベンチ   石津淡紅
雲脱ぎしペン画のやうな枯木立   中西八千代
風花や子等の両手が追ひかける   牧明子
鳶の笛遠く震へて風花す       竹地恵美
置物の鷹に師走の埃かな       山崎靖子
眠る山もろともに拭く窓ガラス     古川澄子
風に日にこぞりて傾ぐ水仙花     森脇八重 
夫の星ダイヤとなりて冬銀河     原房枝
はや五日派手に驚く静電気      土屋鋭喜
どよめきの中の点火や初日の出   森靖子
玉垣に先祖の名あり初詣       石井弘子
大役を受けて今年の大福茶     山下卓郎
宅配のピザを頼むや寝正月     柚木寿代
冬雲や動かぬこころ持ち歩く     久戸瀬孝子
書初めを広げて狭し奥座敷     藤沢絹子
移る世やメールとび交う年初め   徳永保美
ホットレモン二重硝子の談話室   浅野陽
冬告げる牛舎にもどる牛の群れ  中西登美
丸四角三角楽しおでん鍋      南みどり
若水を汲み水の星動き出す    工藤泰子

Posted on 2017/02/06 Mon. 09:20 [edit]

category: 遙照

TB: 0    CM: 0

06

遥照1月号2017 

                  DSC_2101.jpg
山影のどつと被さる紅葉宿       佐藤宗生
草紅葉やさしく抱く無縁仏        花房柊林
研ぎすます風音立てし冬木立     甲斐梶朗
山峡の十戸を沈め霧の海        石津淡紅
旅人の旅情なぐさむ京しぐれ      中西八千代
励ますも叱るも独り空っ風         牧明子
大根引く穴そのままに暮れにけり    山崎靖子
小柄なる祖母茶の花を手折り来し    竹地恵美
葱だけは裏木戸近くに二三本      古川澄子
実千両活けて脇役とも言へず      森脇八重
通訳の箸とどこほる年忘れ        森靖子
神鈴や里の清しき初景色         原房枝
新藁の匂ひが嬉し注連作り        久戸瀬孝子
雨乞いの龍の瞳やもみじ燃ゆ      藤沢絹子
畑を打つ農夫の背なにある小春     虫明有菜
根深食めは頭よろしと祖母笑ふ     柚木寿代
山里の一人住まひや吊し柿       山下卓郎
天空の城に真綿の冬の霧        中西登美
亡き母や遠くて近き露葎         浅野陽
日をかけて描き終わりし柿を剥く     南みどり
団栗の落ちて弾める砲弾碑        工藤泰子

Posted on 2017/01/04 Wed. 12:17 [edit]

category: 遙照

TB: 0    CM: 0

04